ボーンブロスの歴史
鶏肉、牛肉、豚肉、魚などを骨ごと煮込むこのスープ、アメリカではボーンブロスと呼ばれています。美味しくて栄養満点、しかも美容効果も高い!
ボーンブロスとは?
先程述べたようにボーンブロスとは、動物や魚の骨を煮込んで獲った骨だしスープの事です。古くはメソポタミア文明の頃から飲まれてたとされます。
メソポタミアは農業が盛んであったが、実は塩分が多く、農地に適さない土地が多かった。そんな土地を利用して羊や山羊を飼育して食べるようになりました。特に羊は最もごちそうとして好まれました。
ボーンブロスは大昔から飲まれていた
初期は肉を焼いて食べてましたが、文明の発達と共に煮込まれ、脂肪をたっぷり溶かしたスープやシチューが好まれるようになります。
都市は川に面して作られていたため、川魚もタンパク源として食されてましたが、魚は庶民向けだったようです。
昔から動物性のタンパク質の方が栄養価が高く、焼くよりも骨と一緒に煮出した方が栄養価が高いと信じられてきたのでしょう。
世界中で昔からボーンブロスは飲まれていた
また、人類が火を使い調理をするようになった頃から、世界中で骨は煮込まれ飲まれてきたのです。
ロシアのボルシチ、韓国の参鶏湯や牛テールスープ、日本のあら汁や煮干しの出汁など、食物のエネルギーを無駄なく取り組む、古人の知恵と言えるでしょう。
そんなボーンブロスにはタンパク質の構築に必要な様々なアミノ酸が多く含まれています。
今も昔も女性はボーンブロスを求めていた
人間の身体を構成するタンパク質の約30%はコラーゲンです。中でも皮膚はコラーゲンをふんだん含む組織です。
何百年も前から世の女性は、ツヤツヤもちもちのお肌を手に入れるために、コラーゲンを求めてきました。コラーゲンはシワを消して、たるんで伸びた肌にハリを与えてくれます。
そのコラーゲンの主成分は「グリシン」と「プロリン」です。
ボーンブロスにはこの「グリシン」「プロリン」が豊富に含まれているだけではなく、すでにスープの中にアミノ酸レベルにまで溶け出しているので、腸に負担をかける事なく吸収する事ができるのです。
ボーンブロスは腸内環境の改善にも効果的
また腸内の疲れを癒やしてくれる「グルタミン」も多く含まれているので、
善玉菌の住みやすい腸内環境を整えてアミノ酸の吸収も良くなります。
ボーンブロスを日々の生活に取り入れる事で腸内に健康な生活を送る好循環を生むことができます。
このような効能からボーンブロスは「奇跡のスープ」「飲む美容液」「回復のスープ」と言われているのです。
ボーンブロスを活用したレシピ一覧
ボーンブロスには天然のうまみ成分であるアミノ酸「グルタミン」が豊富に含まれており、肉や魚、野菜を煮込んで塩などのシンプルな味付けをすれば本格的なスープ・鍋料理ができあがります。
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