ファスティングの効果を高めるために活用したいスープ「ボーンブロス」
こんにちは!東京と沖縄で焼肉店を経営しているソンドです。
私は焼肉店を20年以上経営してきましたが、その中でお肉にこだわるのはもちろんのこと、私自身大好きな「スープ」を美味しく作ることにも人一倍こだわってきました。美味しい焼肉には、美味しいご飯と美味しいスープが欠かせません。
焼肉店では一般的に牛骨を炊いたスープをベースにしてスープ料理を作りますが、そんなスープが「ファスティング」によるダイエットに効果的であることをご紹介していきたいと思います。
目次
私が体験した「人参りんごジュース」ファスティング
今から7~8年ほど前に「ヒポクラティック・サナトリウム」という施設に行き、1週間のファスティング生活をしたことがあります。
その施設では1週間の食事のほとんどを「人参りんごジュース」に置き換え、断食生活を送るというものでした。
その頃は私自身、日常的に外食が多く暴飲暴食を繰り返していたので、一度リセットしてみようという軽い気持ちで参加しました。
日中は運動をして、夜は温泉でのんびり過ごす。そんな生活で気も紛れてあっという間に終わり、身体もすっきりすると聞いて参加しましたが、これがなかなかしんどい体験でした。
1日の食事は「人参りんごジュース」を3杯だけの生活
1日の食事は、人参とりんごをすりおろして絞ったレモン汁を入れたジュースを3杯まで。飲むタイミングは朝晩の2回のみ。
日中はゴルフをしたりハイキングに出かけたりするので、そのにんじんジュースを3パックと黒糖キャンディ6個を持って出かけます。
ゴルフのラウンド中はこのジュースと黒糖キャンディで栄養補給しながら過ごします。正直とてもしんどかったです。
水はいくら飲んでもいいとのことだったので、とにかくミネラルウォーターをたくさん飲みます。
夜は温泉とサウナに入りたくさん汗をかいて大量のミネラルウォーターを飲む。その後はヨガをしたり、ドクターによる講義を受けたりしながら過ごします。
とにかく夜が長いのです。全く眠れません。身体は疲れているのに空腹でとても眠れないのです。
最終日の前日の夜に少しだけお米の入ったお粥で胃を慣らし、最終日の朝、回復食を食べて終了でした。回復食はお粥と薄味の煮物と味噌汁です。
「人参りんごジュース」ファスティングの成果
私はこのファステイング生活の1週間で体重が7キロ落ちました。
汚い話になりますが、2日目の夜くらいからにんじんジュースのような便しかでなくなります。にんじんジュースしか飲んでないからなのか下痢だからなのかは分かりませんが、最終日まで1日に何回もそんな便が出ます。
これにより腸内が洗浄されたのかも知れません。さすがに終わったときにはやり切った感もあり、大分すっきりした感じはありました。
その施設のドクターは、毎日食事は夜の1回だけで過ごしており、お酒も飲むし肉も食べるけど体はずっと健康だと仰っていました。
むしろ1日に食事を何度も摂るから病気になるんだとも仰っていました。どんな病気も食べなきゃ治るとのことです。暴飲暴食、肥満、生活習慣病など、ありとあらゆる病気は食べ過ぎてしまうことが原因で起こるということは多いのでしょう。
ただしこのファスティングですが、何も伊豆にまで行かなくとも、意識さえしっかりもってやれば自宅でもできると思いました。
そこで私なりにもっと楽にファスティングができないかを調べてみました。
“食べ過ぎ”や”肥満”の原因とは
人間は食事を摂ると血糖値が上がり、それを抑えるために「インスリン」というホルモンが分泌されます。すると満腹中枢が刺激され食欲が満たされます。
インスリンの分泌状態が常に高くなってしまうと、満腹中枢がなかなか刺激されず「食べ過ぎ」に陥ってしまうのです。
間食やおやつを食べることが多く頻繁に食事を摂る人は、インスリンの分泌が常に高い状態になってしまいます。
インスリンは食事によって上がった血糖値を下げるはたらきだけではなく、エネルギーを蓄えるはたらきがあり、そのエネルギーは消費しないと脂肪となってしまいます。
本来このエネルギーは、人間が飢えを耐え凌ぐために蓄えたエネルギーなんです。
ただ現代ではほとんどの国で飢え状態になることがないため、運動などによりそのエネルギーを消費しないとそのままただの脂肪となってしまうのです。
そうして現代人は「肥満」になりやすくなってしまっているのです。
ファステイングで食べ過ぎない身体に
食事をしていない間、血中のインスリン値は次第に低下し、蓄えたエネルギーを使うようになります。このときに「グルカゴン」というホルモンが働きます。
若い頃は代謝が良く運動もよくするので、この蓄えたエネルギーがしっかり消費され太りづらいのです。中年になるとエネルギーの消費は減るのに蓄える一方なので、肥満になりやすくなるのです。
肥満を解消するには食事をしている時間としていない時間のバランスを調整し、「インスリン」と「グルカゴン」のホルモンバランスを整えることが重要です。
インスリンの分泌を下げるためにはまず、食事の間隔を空けること、つまり「ファスティング」が効果的です。
ただいきなり1週間のファスティングをしてしまうと、私が体験したようにとてもしんどい思いをしてしまい、仕事にも悪影響が出てしまいます。
そこでおすすめしたいのが、週に1~2回食事の間隔を十分に長く空ける「プチファスティング」により、インスリンの分泌状態を低くしていくことです。
「プチファスティング」のやり方
「プチファスティング」は、週に1~2回の頻度で16〜24時間程度食事の間隔を空けると効果的に行うことができます。
食事をしないというのはは固形物の摂取を控えることが前提で、ドリンクやスープを飲むことは問題ありません。
1日1食を我慢する方法で意外と簡単に行うことができるのがプチファスティングです。
ただ食事の間隔を空けても、その後に暴飲暴食をしてしまうともちろんインスリン分泌状態はまた高くなってしまいます。
ファスティングをする場合は胃に優しく栄養価の高い食事を少しずつ摂ることが大切です。
この「プチファスティング」はインスリンの分泌状態を定期的に低くするため、食べ過ぎてしまうことを抑制してくれます。そのため肥満解消に効果があるのです。
このプチファスティングに効果的なスープこそが「ボーンブロス」です。
そしてそのボーンブロスこそが、私が今まで焼肉店でこだわって作り続けてきたスープだったのです。
ボーンブロスとは?
ボーンブロスとは牛や豚、鶏、魚などの骨を煮込んで作るスープのことを言います。
私が経営する焼肉店「和牛焼肉 黒5」では、牛骨を煮込んだスープをすべてのスープ料理のベースに使っています。
私はこのスープを美味しく作ることこそが他店との差別化につながると信じて、骨の選定や調理機材、調理方法などにこだわり続けてきました。
実際に当店ではこだわりのご飯ものや麺類などにヒットメニューがあることで他店との差別化を図ることができ、長きにわたり繁盛し続けているという自負があります。
またこのスープは「ボーンブロス」と呼ばれ、人間の身体に必要不可欠な様々なアミノ酸が豊富に含まれていることが分かりました。
こちらは当店のスープでありRich Soup(リッチスープ)のボーンブロスの栄養成分検査結果です。
プチファスティングの時にボーンブロスを飲むメリット
① 「グルタミン」が豊富で腸内環境を整え、食事によるタンパク質の吸収力を高める
② ボーンブロスに豊富に含まれる「グルタミン」は疲労回復や筋肉維持にとても大切な栄養素
③ボーンブロスに豊富に含まれる「プロリン」」はコラーゲンを構築する主な成分で、お肌や髪に潤いをもたらす
④ボーンブロスに豊富に含まれる「グリシン」は睡眠リズムを整え、ダイエット時に必要な深い睡眠に欠かせない栄養素
このようにボーンブロスにはスープ自体に身体の「回復」に欠かせない栄養素が豊富に含まれているので、お肉や野菜を一緒に煮込むだけで美味しく簡単に、そして効率よくタンパク質を吸収することができるのです。
空腹時のインスリンレベルが低下すると、グルカゴンが分泌されやすくなり、脂肪を燃焼しやすくなります。
古い細胞が燃焼され成長ホルモンの分泌も刺激されアンチエイジング効果が期待できます。
糖質制限やカロリー制限を取り入れればさらに効果が見込めますが、とてもつらいです。それよりも食べ過ぎずに満足できるバランスの取れた食事を目指しましょう。
まさか自分が美味しさだけを求めて作っていたスープにこれほどの健康効果があったとはと驚きましたが、思い返してみれば毎日このスープを飲んでいる私自身いつも身体の状態が良く、一緒に飲んでいた家族もとても健康的であることを考えれば納得でした。
ボーンブロスはプチファスティング以外でも普段の食事から取り入れる事で、美しく、元気で健康的な生活をサポートしてくれます!
ボーンブロスとファスティングについての書籍
ボーンブロスを活用したレシピ一覧
ボーンブロスには天然のうまみ成分であるアミノ酸「グルタミン」が豊富に含まれており、肉や魚、野菜を煮込んで塩などのシンプルな味付けをすれば本格的なスープ・鍋料理ができあがります。
Rich Soupのボーンブロスを活用したレシピを多数ご紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。