栄養豊富なボーンブロスは離乳食として使えるのか
こんにちは!子どもの成長についての本を読むのが日課のソンドです。
私自身野球をやっている中学生の息子がおりまして、身体を強く大きくするために食事管理や栄養補給、トレーニングなどの知識を集めつつ最大限サポートしています。
私の息子にも毎日のようにボーンブロスを飲ませているのですが、ボーンブロスと検索したときに「離乳食」というワードが出てくるのをよく見て気になっていました。
そこでボーンブロスが離乳食として本当に最適なのか、ということについてご紹介していきます。
目次
- ボーンブロスとは?
- ボーンブロスは離乳食に使える?
- 「最初の1000日」は一生で最も大切な時期
- 妊娠中に何をどう食べるか?
- 離乳食を始めるタイミングはいつ?
- 離乳食は「果物」より「野菜」から
- お母さんこそしっかりと栄養のある物を食べたい
- ボーンブロスを活用したレシピ一覧
ボーンブロスとは?
ボーンブロスとは牛や豚、鶏、魚などの骨を煮込んで作られるスープのことを言います。
ボーンブロスには身体にとって必要不可欠な様々なアミノ酸が豊富に含まれています。
①「グルタミン」が豊富で腸内環境を整えてくれます。ボーンブロスに豊富に含まれるアミノ酸が産後に乱れた腸内環境と疲れた腸粘膜を修復してくれます。
②ボーンブロスに豊富に含まれる「グリシン」「プロリン」はコラーゲンを構築する主な成分です。産後に疲れがちなお肌のハリや髪の毛のツヤにも効果的です。
③ボーンブロスに豊富に含まれる「グルタミン」は疲労回復に必要なアミノ酸で、子育ての疲れを回復するのに欠かせない成分です。
④子育てによる睡眠不足やストレスによる疲労は想像を絶します。ボーンブロスに豊富に含まれる「グリシン」は短時間でも効率の良い、深い睡眠をサポートします。
身体の回復に欠かせない栄養素の詰まった「ボーンブロス」は、赤ちゃんの離乳食というよりはお母さんの身体の助けになる回復のスープなんです。
調理もボーンブロスに野菜やお肉を入れて煮込むだけで簡単にできますので、時間のない子育て中のお母さんにとって強い味方になります。
また1歳を過ぎた子どもと一緒に食べてほしい料理としてボーンブロスはおすすめです。
ボーンブロスには天然の旨味成分「グルタミン酸」が豊富に含まれているので、少ない味付けで素材を美味しく調理できるというメリットがあります。
幼い頃から薄い味付けで育つと将来不健康な食品に対して抵抗を持ち好まなくなります。
世の中には味が濃く、甘くて魅力的な食品がありふれていますが、その多くは決して身体に良いものとは言えません。
幼稚園や保育園に入るまでしか子どもの味覚は管理できません。子どもはいつの日か必ず甘い誘惑のある食べ物を知ることになります。そしてその後それを求めることになるでしょう。
しかし子どもが初めて口にする食べ物やその食べ方により、その後の人生に大きな影響を及ぼす恐れがあるということを知ってほしいです。
ボーンブロスは離乳食に使える?
ボーンブロスと検索すると離乳食が検索ワードの上位に上がってきますが、赤ちゃんに対して離乳食を始めるのは生後6ヶ月後くらいからとして、いきなりボーンブロスを離乳食に使うのは正直おすすめできません。
「最初の1000日」は一生で最も大切な時期
人生の「最初の1000日」は生涯で1番大切な時期だと言われています。
「最初の1000日」には一生の健康の基礎が作られるため、この時期に何をどう食べたかで生涯の食習慣が身につき影響をもたらすと言われています。
そして「最初の1000日」は人生で最も成長する時期なのです。赤ちゃんは1歳になるまでに体重が出生時の約3倍になり、370gほどだった脳も2歳になる頃には1kgを超え、成人の大きさの80%ほどができあがります。
そんな急速な成長に欠かせない栄養補給は「母乳」や「育児用ミルク」によってもたらされます。そしてやがて「離乳食」へと受け継がれていきます。
妊娠中に何をどう食べるか?
赤ちゃんの成長と発達について健康的な食事がとても大事なことは言うまでもなく、質の悪い食事や過剰な体重増加は母子のどちらにも悪影響をもたらす可能性があります。
妊娠中に食べた物を子どもが好きになるのはわかっています。妊娠中の食事の味とにおいは羊水に伝わるのです。
妊娠中はタンパク質、ビタミンを中心にバランスの採れた食事を摂ると将来子供がバランスの良い食事を好むようになる可能性が高いでしょう。
離乳食を始めるタイミングはいつ?
離乳食を始めるタイミングは首が座り座れるようになった頃に始めるといいでしょう。その頃が赤ちゃんが未知なる味を受け入れやすい時期なのです。
赤ちゃんが健康なら離乳食の開始は6ヶ月を過ぎないようにしましょう。
もちろん赤ちゃんの栄養はほとんどが母乳やミルクで賄っているので、その時期の離乳食はあくまでも食材の味を知り、固形物の食べ方を知るために行います。
ただそこで気をつけたいのが、離乳食を生まれてから17週以内に始めてしまうと、幼少期になってからのアレルギーと肥満のリスク増加に結びつく研究データがあります。
離乳食は「果物」より「野菜」から
研究によると離乳食は「野菜」から始めると子どもが野菜好きになることがわかってます。
また逆に果物などの甘い物から始めると、苦い野菜は口にしなくなることもわかっています。
また最初は野菜をピューレ状にしてあげるのですが、このときに素材の一つ一つをピューレにすること、他の素材と混ぜないことが重要です。
甘みのある野菜で苦い野菜の味を誤魔化したりすると逆効果なんです。この時期に様々な野菜の味を食べることで、野菜への抵抗がなくなるのです。
もちろん無理矢理あげてはいけません。食べることがストレスになってしまうので、口にするだけで大丈夫です。
吐き出しても次回また口に入れることで徐々に受け入れることもわかっています。
あくまでも甘い果物などを知るまでの離乳食初期段階では、まずはやわらかいお粥、その後は野菜を素材ごとに覚え、固形物の食べ方に慣れながら食材の味に慣れていくことが目的なんです。
赤ちゃんが喜ぶからといって甘いリンゴなど果実から慣れさせていくと、好きな食べ物しか口にしない子どもになってしまいます。
あくまでも1 歳までの栄養は「母乳」か「育児用ミルク」でとりながら、野菜などに慣れていくことが重要です。
お母さんこそしっかりと栄養のある物を食べたい
逆にこの時期はお母さんの食事に気をつけてほしいです。子育てはとてつもなくハードな仕事です。計り知れないストレスの中、自身の食事は二の次になりがちです。
でももし母乳で子育てをしているなら、赤ちゃんはその母乳から栄養を摂取しているのです。
それならその源であるお母さんの摂っている栄養こそが大事になります。
時間のない中バランスよくタンパク質とビタミンを効果的に採れる食事を心がけるなら「ボーンブロス」がおすすめです。
※参考書籍:人生で一番大事な 最初の1000日の食事――「妊娠」から「2歳」まで、「赤ちゃんの食事」
ボーンブロスを活用したレシピ一覧
ボーンブロスには天然のうまみ成分であるアミノ酸「グルタミン」が豊富に含まれており、肉や魚、野菜を煮込んで塩などのシンプルな味付けをすれば本格的なスープ・鍋料理ができあがります。
Rich Soupのボーンブロスを活用したレシピを多数ご紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。